MISSION 3『例えば休みの日に友達とラーメンを食べに行く』

今、障がいのある方たちの地域移行が叫ばれている。

 

施設に幽閉するのではなく、地域で暮らし、地域で働き、地域で死ねる そんな社会。

 

我々の様な事業所に税金が委ねられているのは上記のような社会を創る先駆者になるためだと考えている。

 

就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援 の事業所には利用者1人あたり約12万円/月の給付金が出ているが、非雇用のB型や移行支援では、12万円の内 利用者の手元に渡るのは約12,000円/月。

 

以前の記事にも書いたように、こんなのは完全に間違っている。

 

手厚い支援や、施設内の設備の充実化、スタッフの研修参加によるスキルアップetc

そんなもんは必要ない とまでは言わないが、利用者の手取りを減らしていい理由にはならない。

 

そんなんなら事業所を介して12,000円貰うより、直接12万円貰ったほうが嬉しい人だってたくさんいるはず。

 

世知辛いけど社会に出るには金がかかる。けどやっぱり福祉のレールじゃない道を行き、福祉のテリトリーじゃない場所で楽しむのが絶対いいと思う。

 

だから金払わなきゃ!その為に稼がなきゃ!!売れないもの作ってる場合じゃないし、呑気に散歩してる時間もない!

 

例えば月の収入が1,000円増えたとしてどうなるか。

 

たかが1,000円かもしれないけど当事者には大きい事だと思う。

 

ラーメン1杯食えるもん。

 

With You はA型なので月の給料はおよそ7万程度。

 

障害者年金と併せればそこそこの収入になる。

 

勤務時間は9時~14時半。

敢えて早めに上がらせて、まちなかでの時間を作らせている。

 

最近は夕方のバスの時間までまちなかで買い物したり本屋に行ったりして時間を潰す利用者が増えてきた。

 

スーパーで買い物して帰ろうとしてスタッフとばったり会ったなんて話もよく聞く。

 

休みの日に友達とラーメンを食いに行く途中の姿を見掛けたことも。

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その風景を見た時にすごく嬉しかった。

 

これが日常的になったら、みんなの当たり前になったらどんなに素敵だろうか。

 

流行りのカフェに行ってまったり過ごしたり、

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スポーツに熱中したり、

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そんな姿をまちに増やしていくこと、そんな事例を作っていくことが自分に与えられた『天命』なんだろう。

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柏崎が好きだ。上越を誇りに思う。そんな新潟アイシテル。

 

だからもっとイイまちにしたい。

 

障がいがあっても、認知症になっても、うつになっても、ハイテンションになっても、PTSDでも、LGBTでも、食物アレルギーでも、地域の中で泣きながら産まれて、笑いながら死んでいけるように。